女性の悩み
貧血と鉄分不足。レバーやホウレンソウだけじゃダメ!?
女性に多い症状のひとつに貧血があります。貧血の原因は体内に酵素を運ぶヘモグロビンの働きが低下することで起こります。そして、貧血になると体は酸欠状態におちいります。貧血の女性に、冷え性、低血圧、生理不順、便秘が多いのはこのためなのです。
一般に貧血と聞けば「鉄分の不足」と考え、レバーやホウレンソウを一生懸命食べればいいと考える人が多いようです。しかし、鉄が体内にたくさんあっても、鉄欠乏性貧血になることがあるのです。
ヘモグロビンをつくるにはミネラルが不可欠
ヘモグロビンは、鉄が主成分なので体内で鉄が不足すれば貧血を起こすのは当然のこと。しかし、鉄だけではヘモグロビンの合成はできないのです。この合成には、鉄をヘモグロビンの合成に利用できるように変えるセルロプラスチンというタンパク質が必要で、この物質をつくるには、ミネラルの銅が不可欠なのです。
つまり、銅が不足すると、鉄がいくらあってもヘモグロビンはうまく合成できないので、貧血の際には、鉄と一緒に胴を補うことが大切なのです。
牡蠣に含まれる鉄と胴
牡蠣は、レバーやホウレンソウに次いで鉄が多く、銅に関してはあらゆる食品の中でも最も多く含まれています。また、牡蠣にはこのほかにも貧血を防ぐ栄養素であるビタミンB12、葉酸、ビタミンB6なども豊富に含まれているので、貧血気味の方には欠かせない食品だと言えます。